2015/08/07   ダメ出しは......苦手

いろいろなことにダメ出ししている上司がいる。
体脂肪が多いだの、基礎体力がないだの、ファイトしてないだの......。

それで結果が出なかったら、「ほろ、言った通りだろ」となるのか、
それとも、さらに八つ当たりするのか。
「オマエらが、ダメだったから」


チームゲームからみる、目標達成や理想を実現するためのアプローチは、大きく分けてふたつと、その中間。
達成するために、自分の方法論にあった人を集める。
今いるメンバーで、できることをベースに、あった戦術や方法を生みだす。

理想ばかり言っていても、結局勝てなければ非難にさらされるのは明々白々。
だから勝つために、 お金のあるところはお金をかけて人を集める。
お金のないチームは、おのずと選択肢は狭められる。
国の代表チームも同じ。
どんなに、お金を積んでもメッシを日本代表に呼ぶことはできない。

思った人材がそこにいなかった場合どうするか。
そこが問われている。


ダメ出しは、まず自分の立場を有利に働かせる効果がある。
赴任したばかりの上司が、部下にダメ出しするのは、自分の立場が上だぞということを示す効果がある。
いわば動物のマウントのようなもの?

一方で、ダメ出しは必要だとする考えもある。
ダメ出しして自覚させなければ、その人のおかれた状況もわからないだろうし、さらなる成長もできない。
だから言う。

自己顕示欲からくるダメ出しと、愛情からくるダメ出し。
厄介なのは、愛情のあるダメ出しだったのに、結果が出なくて言い訳となってしまう状況......。これは厳しい。



自分のことを考えると、ダメ出しばかりされると、モチベーションが上がらない。
欠点ばかりを指摘されると、イヤになってしまうタイプ。
おだてられて木に登るほうだ。
○○もできないの!?
こうあるべき!
△△すべき......も苦手だ。

人を育てるのに、長所を伸ばすのがいいか、短所を補うのがいいかという比較がある。

ピンチのときや勝負の場面、ここぞというときに、何をよりどころとするか。
苦しい思いをして補ってきた短所か、
苦しい思いをして伸ばしてきた長所か、
同じ「これだけやってきたのだから」――という強いモチベーションになるのは、自分のストロングポイントを強化してきたほうだと思う。



人の上に立つ人は、部下や周りに、そうしたほうがいいという話ではない。
自分自身に対して、どちらを選択するほうが、自分が納得するかということ。
短所には目をつぶって、放っておいてもいいということでもない。


もうすぐ、今おかれている状況の結果が出る(代表チームの話ね)。
上に立つ人には早く、人にダメ出ししたり、批判ばかりしている自分に気づき、状況を極力冷静になって見つめ、少しでもその"不健全"な状態から脱してほしい。
それが、自分のためでもあり、スタッフやチームのためでもあり、日本のためでもあるのだから。

どちらにして、結果は時間とともに訪れる



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