2014/09/11   

8月の読書記録。
慌ただしかったのか、何読んだかよく覚えていなかったが、こうやって振り返ってみると、いい本に出会っていた。『偶然の装丁家』は人にすすめた。『捕食者なき世界』はタイトルさえもう少し頑張れば『沈黙の春』と同じくらい注目されるのにと思った。『エイリアン』はH・R・ギーガー氏を偲びながら。『物語ること、生きること』は内容もさることながら本の作り方に敬服した! 

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3500ページ
ナイス数:39ナイス

白いへび眠る島白いへび眠る島感想
読んだのは文庫本。三浦しをんさんて書くもの幅広いなあと思いつつ、でも人のことを書くのが好きなんだろうなあと。人と人の繋がり、人と人じゃないものの繋がり、人と人が神と崇めているものとの繋がり――いろんなものがあって楽しいなあ......っと! ファンタジーですね
読了日:8月28日 著者:三浦しをん
土と生きる――循環農場から (岩波新書)土と生きる――循環農場から (岩波新書)感想
昔、学生運動をやっていた人たちが自然農法にいくのには何か理由があるのだろう。その共通点は何? しかし、このタイトルと本全体の内容は、ある意味反則だ。著者のことを全部語るなら「三里塚から循環農場へ」とかだろう。でも、それじゃ売れないと編集者も考えた結果か。結局、興味をもった「循環農法」のことも中途半端にしかわからなかった
読了日:8月26日 著者:小泉英政
物語ること、生きること物語ること、生きること感想
「獣の奏者」シリーズ、「守り人」シリーズの著者上橋菜穂子さん、国際アンデルセン賞作家賞受賞おめでとうございます! ご自身のことを書かれるなんて......と思ったら、「構成・文 瀧 晴巳」とある。インタビューして書かれたそうだが、まったく違和感なくて、上橋さんが書かれているよう。素晴らしい! そしてそしてこの本1000円なんです。こんな時代に、この価格。いろいろなところに感心してしまった。あっ、内容はもちろんグッドです
読了日:8月24日 著者:上橋菜穂子,瀧晴巳
エイリアン 虚空の影 (竹書房文庫)エイリアン 虚空の影 (竹書房文庫)感想
映画『エイリアン』と『エイリアン2』の間の物語と帯にあった。すごく読みたかったのかというと、そういうわけでもなく、映画『プロメテウス』がスピンオフだと知らずに見て、エイリアンの世界観が面白いなと思っていた、その流れで読んでしまったのかもしれない。ひとつの物語がまずあり、それにいろいろな人が肉付けし、理由づけし、世界ができていくのはすごく素敵だと思う。混血エイリアンの登場とか、リプリーの娘のアマンダが母を探して旅立つストーリーが用意されているとか、まだまだこの世界は続くようだ
読了日:8月22日 著者:ティム・レボン
逃げる中高年、欲望のない若者たち逃げる中高年、欲望のない若者たち
読了日:8月22日 著者:村上龍
夜の床屋 (創元推理文庫)夜の床屋 (創元推理文庫)感想
時間があるのに本を持ってなかったので、駅の本屋さんで何となく購入。短編集の集まりで、一つひとつは、こんなものかと思いながら読んでいたのだけど、最後の3編あたりで、あれ? と思ったら、最後は、おお! だった
読了日:8月15日 著者:沢村浩輔
逃げる中高年、欲望のない若者たち (幻冬舎文庫)逃げる中高年、欲望のない若者たち (幻冬舎文庫)感想
書かれたのは2009年から2010年。もう5年前のエッセイになる。あまり変わっていない世の中と、サッカーW杯は南アじゃなくて、ブラジルがもう終わったんだよという4年の流れは感じる。 デビュー当時はとんがった印象だったが、今は社会に対して責任持って接しているといった感じなのかなあ。とんがった印象だったのは、自分の意識が追いついていなかったのかもしれないなあと思ったりして
読了日:8月13日 著者:村上龍
捕食者なき世界 (文春文庫)捕食者なき世界 (文春文庫)感想
面白い! 「頂点捕食者」が存在するからそこに生きている生き物たちのバランスがとれていて、頂点捕食者を排除すると一気にバランスが崩れ、絶滅する種も......。ああ、面白い
読了日:8月11日 著者:ウィリアムソウルゼンバーグ
役小角絵巻 - 神変 (中公文庫)役小角絵巻 - 神変 (中公文庫)感想
国をまとめようとする皇と、もともとそこに住む"まつろわぬもの"たち。国は誰のため、というなかなか答えのでない、でも考えなければいけないテーマ。お互いの主張は、戦いを生み、相容れることはなく......。 今世界中で生きている戦争だって、こういったことが原因のひとつだったりする。じゃあ、平等に分け与える社会主義がいいのかといわれると......ううむと唸るしかない。読み始めてすぐに気が付いた。これ、単行本で読んだ
読了日:8月8日 著者:山本兼一
ロカ (講談社文庫)ロカ (講談社文庫)感想
中島らもさんの遺作。未完。本当にIQが185あったんだろうなあ。生きているのがなんとなく息苦しくて、自失するために酒飲んでドラッグやって......死がすぐそこにいるのをわかっていて、そっちに足をちょっと伸ばしてみたりして、本当に逝ってしまった。「生きていたら......」という言葉が似合わないらもさん、今どこでなにをしていますか
読了日:8月5日 著者:中島らも
偶然の装丁家 (就職しないで生きるには21)偶然の装丁家 (就職しないで生きるには21)感想
「僕は自己紹介が苦手です」とはじまる。読み終わったら、「そりゃそうだろう」と思う。人ってさまざまなバックボーンを抱えていて、その時々、捨てながら、選択しながら生きているのだとおうも、だから、自己紹介って自分の中で選ばれた自分を表に出すので、そんなに難しくは考えない。少なくとも自分は。著者のバックボーンは、とてもすてきだ。前半部分、後半部分、内容は一変するが、すべて矢萩多聞という人のこと。人にすすめたくなる一冊
読了日:8月3日 著者:矢萩多聞

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