2011/12/23   体の声を聞くということ

今年の念頭に、「自分の体の声をきちんと聞くこと」を目標のひとつにした。
それは、年齢を重ねるごとに、自分の体に随分と無理を強いてきただろうなあと思ったからだった。

きっかけは、40代のちょうど厄年の時の、アキレス腱断裂。
その十年後、50代の前半に突然、眼底出血を起こし手術をするといったことがあったからだ。
前触れとか、前兆とかを感じることができていたら、そんなことにはならなかったのではないかとずっと思っていた。

具体的に何をしたかといえば、太極拳を続けたことと、ヨーガの資料を取り寄せたことくらい。
iPhoneに、座禅のアプリをダウンロードもしたっけ・・・・・。
まだ、自分がイメージする体の声を聞く」までには至っていない。
今年もままならなかったなあ、なんて思っていたら、ちょうど読んだ本の中に「自分の細胞と話をする感覚を身につけた」と書いてあった・・・・・。

『死なない練習』 長友啓典著
エディトリアル・広告デザインの御大、長友さんの著書だ。

長友さん、昨年、食道がんの手術をした。
手術は成功し、今は現役復帰している。
この本には、今までいかに暴飲暴食をしてきたか・・・・・から、がんが見つかり、手術、入院、復活までのことが書かれている。

ちょうど先日、新しい仕事のお願いで久しぶりにお目にかかったが、以前よりも一層温和になられた印象だった。
でも、仕事では相変わらずキレがよく、いいアイデアをちょうだいした。

その著書の中に書かれていたこと、引用する。

入院してええ経験になったと思うことは、自分の細胞と話をする感覚を見つけたことや。
身体の「司令塔」をやっているのは、このオレや。医者でもない、薬でもない。
自分の「気」が、自分の体をつかさどっているという感覚の発見や。

ちょっと前までは、自分だけで味わっていた食事を、細胞にも喜んでもらうためには、どうしたらええかということを考えるようになった。
年取っても、新しい細胞は生まれてくる。そいつらは、ボクがこれまで何食べてきたか知らないわけや。
ボクの「暴飲暴食」の過去を知らない純粋な細胞たちなんやと思うと、あまりムチャなこともできんわな。

手術のあと、管を一本一本はずしていくたびに、細胞がよみがえっていくような感覚を知った。

親方であるボクの方から話しかけんと、細胞の方でも聞く耳は持たんと思う。

人と比べたり、見栄を張ったりする、そういう感覚を内側に向けてみると、細胞がやっと気づいてくれた思て元気になっていく気がする。
これ以上のことは、ボクと細胞のあいだの秘密・・・・・


長友さんは、自分の体と自分の細胞と日々話をしているのだろう。
毎朝1時間の"アササン"を欠かしていない。(アササン=朝の散歩ね)
食事にも随分と気を遣っているようだ。
「酒よりも自然治癒力がほしい」ともいう。
ただ、細胞とうまく話ができているから、仕事にも復帰でき、好きなゴルフも再開でき、またおいしいものを食べられるようになったのだろう、きっと。


長友さんの会社は「K2」という。
相棒の黒田征太郎さんと会社を作ったのが1969年。
今までに100人を超えるデザイナーが、K2から飛び立っていったという。


"社長"の大切な仕事のひとつは、常に健康でいること。
病気がちで、会社を休みがちな社長って、あまりいない。
学生のころ、体育会系で体力に自信があると、ついつい無理をしがちだが(無理というのは、自分の体の声を聞きもしないでがむしゃらに働くこと)、それは社長の仕事をひとつ放棄していることと同じなのかもしれない。

早く、自分の体の声を聞けるようになろう!
来年といわず今すぐにでも達成したい目標のひとつに設定!!


「社長! "来年のことを言うと鬼が笑う"といいますが、年末のこんな時期になっても来年の話をしたら鬼は笑うのでしょうか?」
「だっからよ~!」







来年になったら、これをしようとか、あれをこう変えようとか思うんだったら、今から、やれよ! ってこと。
とても大切だと思ったことは、「これが終わったら」とか「区切りが付いたら」とか、「年が明けたら」じゃなくて、すぐにでも実行しなさってことなんですね。








コメントする