2011/08/13   苦労なんて思って仕事をしていていない

営業職を10年ほど続け、その後、編集の仕事をはじめて最初のころだったかと思う。
ある著名なベンチャー企業の社長にインタビューをする機会があった。

お話を伺っていく流れの中で、「これだけ会社を大きくしてきた今までで、もっとも苦労したことってどんなことでしょうか?」と伺った。
その社長は即答した。
「仕事で苦労と思ってやったことはひとつもない」と。
ちょっとムッとされていたかもしれない。

それはこちらが勝手に考えていた、"苦労を乗り越えて成功へ"というストーリーを見透かされたからかもしれない。
小賢しかった。

この言葉は、とても印象に残り。
自分で会社を興してからも、何度も思い起こし、考えている。


目標があり、そこに向かっていく課程で起こるさまざまなこと。
それは、当たり前に乗り越えなければならないことで、それを苦労だと思うこと自体が間違っている。

また、成功するためには、苦労が必要というのも同様だ。
成功しなかったのは、苦労が足らなかったから。
これも、何かをすり替えてしまっている。


目標を高次のレベルで達成するためには、その過程も高次のレベルであらなければならない。
それは、苦労でも努力でもなく、当たり前のことなのだ。
ようは、自分がそこを目指すか、目指さないか。
長い距離を歩けば、遠くまで行ける。
急な坂をたくさん登れば、高いところまで行ける。
それは、当たり前のことなのだ。


「ところで社長。苦労は買ってでもせよといいますが。どこで買ってきましょう?」
「・・・・・だっからよ~!」






コメントする